介護美容の目的と効果

介護美容は見た目が綺麗になるだけではなく、気分が明るくなり、ストレスが軽減されるという心理的効果があります。化粧療法とも言われますが、例えば、メイクアップやマッサージを通じてリラックスし、心地よい時間を過ごすことで、鬱や不安の軽減に寄与し、続けることで自信や幸福感を高めることができます。

介護美容の目的は、ご高齢の方や介護を必要とする人々が心身ともに健康で充実した生活を送れるように、美容ケアを通じて心身の健康や生活の質向上へアプローチします。

1.自己肯定感の向上

身だしなみを整えることで本来の自分らしさを取り戻し、自信を持つことができます。

2. コミュニケーションの促進

美容ケアを通じて他者との会話や交流が増えることで、社会参加への意欲が高まります。

3. 精神的な安定

美容ケアによるリラックス効果や満足感がストレスの軽減や安心感、気分の向上などに繋がります。

4. 身体機能の維持・向上

介護美容を取り入れることで、直接的なリハビリだけでは得られない「楽しい体験」を通じて身体機能の維持•向上が期待できます。

5. 生活の質（QOL）の向上

自分自身への特別な時間を楽しむことで日常生活に彩りが加わります。

⭐︎介護美容は単なる外見のケアだけでなく、「精神面」と「身体機能面」への良い変化をもたらすことができるきっかけとして、とても重要な役割を果たしています。そのため、最近は介護や福祉の現場でも広く注目されています。

作業療法士として沢山の方々と関わらせて頂く中で、生きる希望や目標、楽しみ、幸福感を少しでも向上できるきっかけ作りができれば、今まで以上に前向きに意欲的になれたり、もっと笑顔を増やすことができるのでは？と思うようになりました。

次のステップとして、介護士や療法士の経験を活かし、美容ケアを通じて自分自身に自信を持っていただけるように全力でサポートさせて頂きたいと思います！！

美容ケアは単なる外見のケアだけでなく、心のケアにも大きな影響を与えることができます。

「お出かけしてみようかな」と外出への意欲が向上することで、身体機能面向上に繋がったり、「友達や家族に綺麗な姿を見てほしい」と人との関わりやコミュニケーションが増えることで、脳への刺激にもなり認知機能面向上に繋がることも期待できます。

作業療法士としての経験を活かしながら、ケアビューティストとして笑顔の輪をもっともっと広げていきたいです。